Pixel3 リアカメラのオートフォーカスが暴れるのは修理で解消

Google Pixel3 のリアカメラについて、オートフォーカスが暴れるようになった。

何度もせっせとフォーカスを合わせようとする。画面が左右にブンブンぶれたりもする。そしてシャッター押したときの写真が半分ピント合ってなかったりする。主な症状はこんな感じである。

ネット検索すると同様の症状の方も散見され、これはソフトウェアの問題ではなくハードウェアの問題であり、交換するしかないのだと。

フロントカメラ側はなんともないので確かにソフトウェアの問題ではなさそう。リアカメラモジュールがダメになったのかと思い、修理を依頼することにした。1年目のメーカー保証はもう切れているので、 Google正規サービスプロバイダの iCracked に有償修理をお願いすることにした。

Pixel修理 | iPhone修理ならiCracked【Pixel正規修理/総務省登録修理業者】

WEBから予約をし、指定の時間に持ち込んだ。症状を説明するとスタッフはすぐに「これはバックパネルの交換です」と指摘した。なに?バックパネル?カメラじゃなくて?

「カメラモジュールの上に被さるカメラブラケット部分の接着が外れたかなにかで部品が浮いているのだろう、この部品が浮いているとカメラモジュールの揺れを抑え込むことができず結果的にブレることになる」とのことだ。

Google Pixel 3バックカバーの交換 - iFixit リペアガイド の画像を引用する。

f:id:yapud:20211116225731j:plain

バックパネルを交換すると、バックパネルについてる指紋センサーとカメラブラケットも一緒に交換することになるということなので「それでお願いします」と修理してもらうことにした。

iCracked は目の前で修理してくれる。寿司屋で職人が目の前で握ってくれるような感じだろうか。接着剤を剥がすために温めたり、防水のためのシーリング材をくるくると巻き取ったり、その他様々なツールを使い鮮やかな手つきで次々と部品を外していく。

バックパネル交換中に、バッテリーが膨らみ始めていることがわかった。バッテリーが膨らむのはヤバイ。昔一度 iPod のバッテリーが膨らんで本体がバキバキに歪んだことがあるから知っている。膨らみかけたバッテリーは換えたほうが良い。というわけでこれも一緒に交換してもらうことにした。

1時間半ほどだっただろうか、全ての作業が完了した。リアカメラのオートフォーカスは元の性能を取り戻した。スッとフォーカスが合う。画面が左右にビクンビクンと揺れることもない。おかえり、まともな Pixel3。

そういえば最近、指紋センサの感度も悪くなっていたのだった。一発でロック解除できず、2~3度指紋センサに触れると思い出したかのようにロック解除してくれるのだった。その現象も治っている。指紋センサもバックパネルと同時に交換されたからだろう。

これは、もしかしたらバッテリーがふくらみはじめ、バックパネルを歪ませ、結果的にバックパネルに装着されている部品類が狂いだした、ということだったのかもしれない。

とにかく不具合と感じていたところが全て落ち着いた。快適である。的確な修理をありがとう iCracked。まだまだ使える Pixel3。