RICOH GR を修理に出した記録

コンデジ RICOH GR (2013年、センサが APS-C サイズになった初代) が故障してしまった。

故障内容としては、レンズが出たまま戻らない。

レンズユニットの故障かと思われるが、メーカー保守が終わってしまっており、正規ルートでの修理は不可という状況になっている。

GR はとても気に入っていて、やはり手元においておきたい。できるなら生き返らせたい。

保守切れのカメラでも修理をしてくれる業者を検索したところいくつかの会社が見つかり、そのなかのひとつ フクイカメラサービス に修理を依頼してみた。

手続きの流れはWEBサイトに有る通り。

見積もっていただいた結果、やはりレンズユニットの交換が必要となり、部品や工賃や送料もろもろあわせて四万円代となった。

迷う費用である。

新品の GR3 を買えば 12万円ほどはする。時期的にモデル末期の可能性もある。しかも在庫なしでいつ入荷されるかわからない。今のタイミングで手を出したくない。

じゃあ中古はといえば、恐ろしいほどに中古価格が高騰しており、GRが6万円~、GR2が 8万円~、GR3が 10万~ というふうになかなか立派な価格になってしまっている。しかも中古カメラ屋ではGRシリーズは入荷するやいなやすぐ売れるという回転の良さで、複数台からじっくり状態の良いものを選ぶというようなことができない。今急いで中古に手を出すのは得策ではない。

オークションにもいくつか出品があるが、安価な価格設定のものは状態がわからない。

というわけで、修理GOを選択した。

自宅から発送して修理会社に到着し見積もりが提示されるまで約2営業日、修理GOを指示してから修理され自宅に届くまで約5営業日であった。

デジカメ修理完了品として届けられた。そして届いたものがコレ。

レンズユニットが動くようになってる!電源ONしたらレンズがギューンと出て、電源OFFしたらレンズがスルスルと格納される!わーい!すてき!当然のことがこんなにありがたいとは。

しかし、微妙に傷があったり、レンズユニット表面に貼ってある円形のパネル「GR LENS f=18.3mm 1:2.8」と印刷されている中の「GR」表記が掠れまくってもう赤色じゃなかったりしている。交換に使われた部品も中古のレンズユニットなのだろう。

しかし保守切れの機種のため中古だろうと動作状態の良い交換部品があるだけでもありがたい。とにかく動くようになったことがありがたい。

さて、これからあと何年元気に動いてくれるだろうか。とにかく元気に動くようになっているのであちこち連れ出すことにしよう。

修理屋さんありがとう。