古めの機械で GParted Live CD が起動しない場合

10年ほど昔のPCサーバ、Windows 2003 Server が入っていて C: ドライブが手狭になってきたので、D: を縮小して C: を拡大しようと思いました。

売り物のパーティション操作ツールを使うのがスジなんでしょうけど、GParted Live CD という便利なモノがあるのでコレを使わない手はありません。

わりと最近の Debian ベースなのでいろんなドライバも含まれてて相当変な機械じゃないかぎりデバイス類も認識します。

それでは gparted-live-0.18.0-2 を CD に焼いて起動してみます。ところが GParted Live CD でブートしてみたら以下のように表示されて起動できません。というか起動中に止まってしまいます。

 

(initramfs) Unable to find a medium containing a live file system

 

busy-box が起動していますので (initramfs) のプロンプトでいくつかコマンドが打てます。 dmesg コマンドで起動時の状況を見てみますと、ドライバ類は一通り読み込まれているように見えます。RAID な HDD も、CD-ROM も、NIC やもちろん CPU もシッカリ認識しています。

ということは怪しいのは画面周りではないのかなと。 AIT Radeon 7000M を積んでるのですけど、フレームバッファコンソール辺りがうまく動けてないんじゃないかなと思いまして。というわけで、フレームバッファコンソール使わないモードで起動してみました。そしたら問題なく起動しました。

ブートマネージャが出ているときに、「Other modes of GParted Live」→「GParted Live (safe graphic settings vga=normal)」と選べばよいです。

起動してしまえば後は簡単です。Adaptec の RAID1 な SCSI カードに繋がっている RAID1 構成なアレイ上に C: と D: があったのですが、特に何も気にすることも無くPC上で操作するのと同じように操作したらパーティションサイズ変更ができました。

約60GB のパーティションを 約50GB に減らしながらレイアウトを後ろにずらすのにだいたい 30分ほどでした。いくら古い機械とはいえ 15Krpm な SCSI だからそこそこ速いってコトでしょうか。