Synology の NAS で CPU が Intel チップの機種ならファイルシステムは Btrfs を選んでおこう。
2ベイもしくは4ベイで Btrfs が使えるモデルは… 4つしかねえ のか。
Btrfs は SUSE Linux Enterprise Server 12 SP1 上の デフォルトファイルシステム になっている位だから、最近はじゅうぶんに安定していると判断して良いと思う。
スナップショットがどんどん作れるファイルシステムだということでスナップショット作りまくりな設定をしてみよう。
まずはパッケージセンターから「Snapshot Replication」をインストールする。
インストールしたら、「Snapshot Replication」を起動する。
左側で「スナップショット」を選び、右側で共有フォルダを選びスナップショットを作ろう。
「スケジュール」タブでは、定期的にスナップショットをとる設定ができる。コレはやっておいた方が良い。
実行頻度はかなり細かく設定できる。とりあえず1時間毎に設定してみた。特に頻繁に更新する環境で無ければ1日1回でも充分じゃないかな。
「保持」タブでは、スナップショットをどのくらい保持しておくか設定できる。
ポリシーでスナップショットの履歴をどのようなパターンで持っておくか細かく設定することもできる。
ぼくは 1時間ごとに24履歴、日ごとに7日、週ごとに4週、月ごとに12ヶ月持っておくようにしてみた。残容量と相談しながら、邪魔ならもうちょっと短くしてみよう。
「詳細設定」タブでは「スナップショットを検出できるようにする」というオプションが選べる。
検出って言う表現はちょっとアレなんだけど、その下にある説明文の通りで、スナップショットを有効にした共有フォルダのルートに #snapshopt というフォルダが見えて、その中にスナップショット取った履歴分のフォルダが列挙されていて、好きな時点のフォルダ状態を見られるようになっている。
Windowsからだと、ファイルのプロパティにある「以前のバージョン」タブが活躍する。
ここに古いバージョンが列挙されるので、戻りたくなったら簡単に戻れる。
NAS管理者に連絡して「ごめん古いヤツを戻して欲しいんだ~」等という手続きを取らなくてもいい。自分で好きな時点に戻れる。