Apple Configurator 1.6 での iPhone 機能制限

納品前のテスト項目についてここどうしましょうかなんて顔を見合わせて何ともいえない苦笑いを浮かべながら無かったことにしたなんて事よくあるでしょうあるでしょう。

世の中には iPhone というステキデバイスがあり企業にも徐々に導入されつつあるなどという噂を耳にしたことがございます。さて企業導入となりますと新しいものにすぐに拒否反応を示すレガシーな方々にも納得いただけるよう難癖付けマシーンな方々を黙らせるようせっかくの便利機能満載デバイスについて様々な制限をかけねばなりません。

iPhoneさんにはその辺を一括して処理してくれる Apple Configurator というソフトウエアがありまして制限事項などを定義したプロファイルを各端末へとスイスイと埋め込むことができるのであります。

たとえばこんな画面です。

さてどのようなことができるのですかと制限できること一覧を提示などいたしますと皆様わかりやすいところから反応なさるわけです自身の正義感と公序良俗のあれやこれから「不適切」や「性的」などという文言にはいち早く反応なさるわけです。自身の個人端末は汚れに汚れているのを棚に上げて「これは当然、規制ですな」となるわけです。まあふつうの感情でしょう。

そしてパラメータシートなどが作成されそれに従って設定が実施されまずはパイロット端末などが仕上がりテスト担当のところに届くわけです仕様通りに設定されているかテストせよとなるわけです。

「Siri の不適切な単語フィルタを有効にする」

さあどうします。Siri についてのことですから声に出して話しかけるわけです iPhone に話しかけるわけです。わりとお堅いスーツばかりが詰め込まれている SI の現場で不適切な言葉を iPhone に伝わるだけのボリュームで発するわけです。

そもそも不適切なワードというのがどのようなものなのかテスト仕様書を作成する担当の不適切具合にかかってきているという感じではあるのですがテスト仕様書作成者の変態具合によってはとてもじゃないがテストができないテスト結果も納品できないテスト担当者はセクハラで首になるなどというドリームなワールドが見えてくるではありませんか。

やめておきましょう。建前はともかく、制限自体をやめるかテストをしれっと無かったことにするか穏便に手を打ちましょう。ということで文頭に戻るわけであります。

そういえば Apple Configurator 1.6 についてちっとも触れてませんでしたのでそのことは明日書きます。