スバル XV 1.6i-L (2017) に乗っている。
ぼくはこの車を大変気に入っており、気に入ってるからわりと何でも目をつむってしまうのだけども、冷静に見たらこれはアカンでしょうという点もある。そいつを列挙してみる。
燃費が悪い
2017年という十分に燃費を気にする時代に発売され、走り屋向けじゃないわりと普通向けの車として、街乗りでの燃費の悪さが目立つというのはどうだろうと思う。市街地でそこそこ注意して運転して 11~12㎞/ℓ、何も気にせずオラオラとアクセル乱暴に操作してたら 10km/ℓ を下回ってしまう。
ただし郊外の道を快調に走るとか高速道路を快調に走っているときは 15km/ℓ を上回るので、ストップ&ゴーや低速域が苦手なんだろうなと思える。
発進時、燃費のことを気にして回転数を上げないよう(2000rpmまで)気を付けてゆっくりアクセル踏むと加速がのーんびりになってしまう。きちんと踏み込んで回転数上げてやればきちんと加速するんだよ。FB16型エンジンの最大トルクは3600rpmで発生するのでそのくらいまで回してやればスカッと加速する。燃費をとるか加速をとるか。
このままじゃだめだということで、ストップ&ゴーのあたりを補助するのが最近のモデルに搭載された e-BOXER ということなんだと思う。走り出し時などエンジンの燃費が苦しい部分をモーターで補助していこうという考え方なんだろうな。
エンジン始動時うるさい
朝イチで始動したときなど、エンジンが冷めているとき(かな?)とても元気にエンジンが回る。元気?元気とか言ってんじゃないよ。うるさいよ。朝早くにお出かけするときとか駐車場近くに住んでる人たちに(うるさくして申し訳ねえなあ)という気分になる。落ち着けばきちんと静かになるんだよ。エンジンかけて最初の1~2分が結構うるさい。ブゥーン!って唸ってる。
街で見かける低燃費車たちは始動時点から静かなんだよな。
アイドリングストップの復帰でブルンと揺れる
燃費低減に役立つアイドリングストップがある。このアイドリングストップからの復帰時にはエンジン始動に伴うブルンという揺れが少し来る。慣れりゃあ気にならないかもだけど。アイドリングストップ時は当然だけどめっちゃ静かなわけ。その静かな状態からブルンと揺らされるのはどうなのかなーと感じる。気になる人はアイドリングストップを切ってるらしい。
新しく設定されている e-BOXER は、アイドリングストップからの復帰時も動き始めはモーターが受け持つのでスイッと復帰できるとのこと。いいなあ。
コンパクトSUVのくせに車幅が 1800mm
車幅が1800㎜。 コンパクトSUVと呼ばれてるわりには横幅デカくないですか? 水平対向エンジンで燃費のためにストロークを長めに取ってあることからエンジンの横幅が長い。なのでどーしても横幅を詰められない。仕組み上これはもうどうにも仕方ないんだろうね。
結局全部エンジンか
都市部で使った時のエンジンの少し困った部分をカバーするのが e-BOXER なんだろうね。しかし e-BOXER 万々歳かというとそうでもない部分がある。e-BOXER のほうがモーターやバッテリを積んでる分、車重が 100kg 重くなる。バッテリを積んでる分荷室が狭くなる。バッテリを積んでる分ガソリンタンクが小さくなり航続可能距離が短くなる。
例えば荷室は、普通のエンジンモデルでは 385ℓ、e-BOXER モデルでは 340ℓ となる。ちょい狭くなったね。
ガソリンタンクは、普通のエンジンモデルは 63ℓ、e-BOXER モデルでは 48ℓ となる。ずいぶん減ったね。高速道路で長距離移動するときは普通のエンジンモデルの方が給油回数が少なく済んで快適な旅が楽しめそう。街乗りメインなら e-BOXER、長距離移動が多いなら普通のエンジンモデル、なのかな。