とても便利なファイル共有マシンであるNAS。NASの紹介記事はネット上にたくさんあり、各社の各機種についてその速度も計測してある。
しかしどれも最高速度を計測しているようで、すなわち一番イイ数字が出るような条件をつくって計測してある。有線接続をしているのだ。PCからLANケーブルを這わせているのだ。
いやいやいや。もう最近はクライアントPCといえば無線でしょう。有線LANケーブルは引き回さないでしょう。
というわけで、有線LAN接続と無線LAN接続で、どのくらいのパフォーマンスが出てるのか軽く測ってみました。
NAS は Synology DS916+。有線はふつうの 1Gbps。無線は 802.11ac の AP に 833Mbps でリンクした場合で。
Windows10 な ThinkPad を使って SMB 接続して共有フォルダにドライブ名を割り当てて、CrystalDiskMark でベンチです。さあどうだ。
さすがに有線接続は速いわ。ワイヤースピードに近いところまで出てる。ランダムアクセスも優秀ですね。
そして無線。充分な速度が出てます。WPA2の暗号化であったり無線APを通るという余計な経路を挟んでいたりするのでオーバーヘッドが大いにあることを考慮すると、まあこんなもんなんだろうなと。
文書ファイルやちょっとした画像ファイルを操作するにはもう充分な速度が出ていますね。
ランダムアクセスが多いのなら断然有線が有利ですけど、文書ファイルをヒョイヒョイと操作するくらいなら無線でも全然困らないですね。