AIX 物理ボリュームの拡張

物理ボリュームの拡張とか何を言っているのだ?という気もしますが、OSから見た物理ボリュームが実際の物理ディスクとかその単純な集合体である時代はもう終わりかけていて今やすっかり仮想ストレージのLUNであったりするわけです。

300GBの物理ディスクが内容物そのままにオンラインのままで600GBになるなんてことはないわけだけども、近頃はOSから見える物理ディスク(物理ボリューム)がストレージシステムの提供する仮想ボリュームだったりしてシステムとめず物理ボリュームをでかくすることができるわけです。

ストレージシステム側でLUNのサイズを増やし、AIX 側で増やした物理ボリュームが含まれるVGについて、PVを再スキャンせよとの命令を出すと、うまいことパラメータを調整しつつ(タイプ、PPサイズ、Factor、等々)認識してくれるようです。

 

chvg -g vgname

 

VG が大きくなってしまえば後はいつも通り LVM の仕組みの中で増やすなり何なりの操作ができるわけで、物理とその上のレイヤが仮想化によって切り離されているというのはほんとに楽ですね。