滋賀のダムを一気にせめる

帰省ついでに滋賀のダムを一気にせめてみようと思いました。半日くらいでフラッとまわれる範囲を検索してみるとどうやら宇曽川ダムから南下するプランならどうにかなりそうという目星がつきましたのでワーッと行ってみました。

まずは宇曽川ダムです。ロックフィルダムであるつみあがった堤体の上から町が一望できて非常に気持ちがよいです。ここのダム管理事務所はお休みでした。事務所がお休みの時はダムカードはかわりに日野川ダムでもらえるとのことです。あとで行きましょう。

さらに上流に向かうと宇曽川渓谷があります。小さな沢ですが整備されていておトイレもありちょっとした休憩ができます。

ここから次は永源寺ダムへと向かいました。

永源寺ダムダム湖百選に選ばれていることからわかるように大変きれいなダムおよびダム湖です。周辺も観光向けに整備されており、さまざまの食事処や遊ぶところが整備されています。川も大変きれいで水も冷たくこれは夏遊ぶのが楽しそうです。次は夏に来てみたい。牧場のジェラートやお蕎麦屋さんのおそばなど楽しみは様々です。

重力式コンクリート+ロックフィルの複合型ダムをじっくり眺めて管理事務所に行くとダムカードがもらえました。

ここでは希望すれば流木ももらえます。流木アートなどを作りたい方は手に入れておきたいところですね。

次は蔵王ダムへと向かいます。しかしここで、カーナビにお任せしたルートをたどるとえらいことになりました。とにかく細い。現地の方が農業や林業に使うための最低限軽トラが通れればいいんでしょといった風のほっそい道路です。

これはまいりました。一台通るのがギリギリです。気を抜くと道から落ちてしまいますので一瞬たりとも気を抜けません。

よーやくたどりついたのは田舎によくある風のロックフィルダム。管理事務所を訪ねるとカードをもらえました。

管理事務所のおじさんが「どこから来たのか」と質問してきたので神奈川だと答えると「遠いところからご苦労さん」とびっくりしておられました。しかし全国のダムマニアさんがいらっしゃってるでしょうからもっとグレイトな訪問者もいるのではないかと思います。

蔵王ダムのすぐ下流には日野川ダムがあります。小さなロックフィルダムですが、堤体からダム湖を望んだときに目の前に見える小島が素敵です。

これはなんでしょう、八重桜のような形の山桜なのでしょうか、もう散り始めてましたけどピンクの木を持った小島が青いダム湖に浮かんでいるのは何とも風流です。ここはフナ釣りをする方が多いらしく、今日も釣りをしている人が複数いました。

管理棟へ行き、宇曽川ダムのことを伝えると、日野川ダムと宇曽川ダム両方のカードをもらえました。

今日の行程さいごは青土ダムです。ここもロックフィルダム。そしてキャンプ施設や遊び場などが併設されています。季節的に鯉のぼりがダム湖を横断していました。

青土ダムの特徴は常満クレスト・ゲートレスオリフィス直結型の放流設備をもっているところです。今日は水位が低くて水は流れてませんでしたが、ここに水が流れているとぽっかりと空いた穴に吸い込まれそうでとても不安になるというか恐ろしい気持ちになります。いわゆるダム穴というやつです。

そろそろ日も傾いてきたのでダムカードをもらいそそくさとおうちに向かいました。帰宅途中に空が黒くなり始め雨がぱらついてきました。僕らがダムを回ってる間はずっと良いお天気だったので運がよかったなと一安心。