Pixel3 のセンサーを使って照度を計測

スマートフォンには様々なセンサーがのっています。これらセンサーの値を取り出すアプリがあるはずです。今回照度を測りたく、Google Play を検索してみましたところものすごくたくさんの照度計アプリがヒットしました。どれも広告まみれです。

照度計という切り口ではなく、センサーから値を取り出すという切り口で検索してみましょう。そしたら素敵なアプリがありました。

Arduino Science Journal です。

スマートフォンのセンサーやArduinoに接続されたセンサーから、周囲の環境に関するデータを収集できるアプリです。 スマートフォンのセンサーというと…、環境光(ルクス)/音量(db)/ピッチ(Hz)/直線加速度(m/s2)/加速度X(m/s2)/加速度Y(m/s2)/加速度Z(m/s2)/気圧(hPa)/コンパス(度)/磁力(μT)、あたりが使えるようです。

今回は環境光センサーから照度をルクスで記録することにしました。アプリを起動し環境光のセンサーを選ぶだけでルクスが記録されていきます。とっても便利。

広告付きでゴテゴテしてるアプリたちには申し訳ないですが単品の照度計アプリより、Arduino Science Journal で環境光のセンサー選ぶほうがのほうがシンプルで使いやすいです。

XV 1.6 の加速感

スバル XV 1.6i-L (2017) に乗っている。

1.6ℓ の FB16型NAエンジン でどのくらい加速してくれるのか。ぼくは 2.0ℓ や e-BOXER のほうに乗ったことがないので比較基準がないが何となくの感想を書いてみる。

加速はわりとショボイと思う。けどそれで困るかといえば困ることはなくて。グイグイ押されるような加速が好きな人はつまらないだろうなと思う。好みだけかな。

例えば高速道路ICから入って坂を上りながらの本線合流時。オリャー!とアクセルべた踏みすると6,000rpmくらいまでシューンとまわる。まわるけど全然速くない。うける。

CVTが従来ATのステップ変速の味みたいなのを再現してるせいなのかもしれない。ハンドル奥のパドルをパタパタするとなんかうまいことできるのかもしれないけどよくわからない。

4,000rpm 位まで回していったんアクセル抜いてもっかい踏めば、シフトダウンしたみたいな感じになってググッと押してくれるような加速感になる。たまにはそんな操作をしてみてもいい。回せば燃費は落ちるけどね。

とはいえ急いで走るような車じゃないんで、エンジン唸らせない程度の速度域でのんびりやってりゃ良いんじゃないかなって思う。グイグイ行きたい人にはバリバリ追い越したい人には向かないかなーって思う。

DELL Inspiron 17 5767 の HDD を SSD へ交換

実家から、Inspiron 17 5767 の調子が悪いので見てくれと本体が送られてきた。

Inspiron 17 5767 は DELL の 17インチノートパソコン、 第7世代の Core i7 を載せた機種である。

今回の機体は CPU が Core i7-7500U 2.70GHz 、MEMORY が 16GB 、GPURadeon R7 M445 となかなか良さそうな装備なのに、ストレージが SEAGATE の HDD ST2000LM003 ということで、こいつが足を引っ張りまくっている。

初期搭載の HDD は ST2000LM003 (pdf)、厚みが 9mm のデカくて重いやつである。

パソコンの電源を入れてみると想像以上に動きが悪い。HDDであることを差し引いても動きが遅すぎる。タスクマネージャを眺めていたら、McAfee LiveSafe(マカフィーリブセーフ、初期導入) と Avast AntiVirus (アバストアンチウイルス、家族が入れた) が入っている。これはいけない。ウイルス対策ソフトウェア2個入れ。常駐しとるプロセスがIOをフックするところで取り合いになったりするの?

Windows10 のウイルス対策Microsoft Defender (マイクロソフトディフェンダー) で充分だと思っているので McAfee も Avast もアンインストール。これで普通の速度になった。

落ち着いたところで HDD を SSD に装換。以下のサイトにあるサービスマニュアルに図入りで分解方法が書かれているのでこれに従って作業すれば良い。

Inspiron 17 5767のサポート | マニュアル | Dell 日本

開けるとこんな感じ。

左下の HDD の部分を SSD に交換した。無難な Crucial MX500 1000GB の CT1000MX500SSD1 である。

開けて気付いたのだが、メモリが 16GB のモジュール1枚となっている。こういうのは 8GB 2枚のほうがいいんじゃないのかな?まあいいや。

蓋を閉めて完成。

 

 

 

JPRiDE TWS-X と TWS-520MK2 音はどうなの

JPRiDE の完全ワイヤレスイヤホン TWS-X と TWS-520MK2 について聞き比べてみた。

聞き比べた個体は同条件というわけではない。TWS-X は何ヶ月も使っていたのでエージング済みということになろうか。TWS-520MK2 はまだ数日しか使っていない。

さて装着感というか落ち着き感は TWS-520MK2 のほうが良い。

聴き比べてみての感覚は、TWS-520MK2 のほうが音の解像感が高い。広がりがあるように感じる。

比べてみると TWS-X のほうが音がこもっている気がする。比較すると高音が控えめなのかな。 逆に低音が強い気がする。

部屋で聴いてる分には TWS-520MK2 の勝ちだな。

しかし通勤(地下鉄区間もある電車通勤である)の場合は TWS-X のほうが良い。 TWS-520MK2 は繊細な部分が電車に乗ってるときの環境音につぶされてしまう。TWS-X は電車の環境音に負けないパワーを出してくる。

音楽を聴いている分には低音が違うかなくらいのことしか感じないのだが、YouTubeやアマプラなど人の話し声になるとかなり差が出る。 TWS-520MK2 は環境音にめっちゃ負ける。台詞が聞き取れないなんて事がちょいちょいある。 TWS-X は地下鉄カーブのキキキキーやトンネルから出るときのゴウンゴウンに負けずに台詞が聞き取れる。

ん?これは耳へのフィット感の違いに由来するのか? TWS-X のほうがより耳穴を塞ぐのが理由なのかもしれない。だから個人差あるかもしれない。

環境音の大きなところでは無線性能やドライバの性能だけでなくボディ形状による外音の遮音性も性能の一つなのかもしれないなあ。

JPRiDE TWS-X と TWS-520MK2

JPRiDE の完全ワイヤレスイヤホン、TWS-X をしばらく使っていた。使用シーンは通勤中である。音は気に入っているのだけど、ケースから取り出しにくい(上手につまめなくて指が滑る)というのがぼくの中ではほんのりマイナス点であった。

同メーカーから TWS-520MK2 という新しいのが出たというので試してみた。こちらは棒のような部分があるのでケースからの取り出しやすさは格段に良い。

並べてみるとよくわかる。TWS-520MK2 のほうが明らかに取り出しやすい感じがする。

ただしケースは TWS-520MK2 のほうが大きい。TWS-X はずいぶんコンパクトである。かばんにヒョイと放り込んでおくには TWS-X のほうが良さそうかもしれない。取り出しにくいけど。落としそうになるけど。

Rclone でクラウドストレージ同士でファイル同期する

Rclone 本当に便利です。

ファイルの同期ツールなんだけど、ローカルストレージだけでなくクラウドストレージも対応。

たとえば OSS のオンラインストレージ nextcloud にタイムスタンプ保持して同期してくれるのは rclone だけ。WebDAV 経由でもあんまり速度ダウンせずに動く。

クラウドストレージへの接続定義は config コマンドで実施する。

rclone config

Sharepoint Online は OneDrive メニューの中にあるぞ。テナントの管理権限があるとアプリ登録できて認証通すことができる。多要素認証も通過できる。テナントの管理権限がないと使えないのがしょんぼりである。

こんな感じでオンラインストレージ同士でのコピーもできる。

rclone copy nextcloud:"/Document/" sharepoint:"/Shared Document/"

src と dest どっちも SharepointOnline にして、テナント間引っ越しもできるぞ。SPMT じゃできない芸当だ。

RHEL7/CentOS7 で PostgreSQL 9.2 → 9.6 の注意点

RHEL7/CentOS7 環境で OSのリポジトリにある PostgreSQL 9.2 を使っている。

こいつを PostgreSQLリポジトリにある PostgreSQL 9.6 にバージョンアップしたい。

ネット上によくあるバージョンアップの手順を参考にすれば良いが、大きく手法が2つある。

ひとつは DB全ダンプしておき、新環境にリストアする方法。

もうひとつは、PostgreSQL 付属の pg_upgrade コマンドで DBアップグレードする方法。今回はこちらの方法を使う。楽だから。

まずは yum で使うリポジトリファイルをインストールする。

 https://yum.postgresql.org/repopackages/ から選ぶ。

そして本体インストール。

yum --enablerepo=pgdg96 install postgresql96-server

OS リポジトリに入ってる PostgreSQL 9.2 が入ってる環境に postgresql96-server をインストールすると、途中注意のメッセージが出る。

PostgreSQL リポジトリのパッケージからインストールすると、複数バージョンを切り替えできるように /usr/bin などにあるファイルは実体へのリンクとなる。

けど OS リポジトリに入ってる PostgreSQL 9.2 は複数バージョンの切り替えとかそんなん知らないから /usr/bin にはファイル実体がある。

リンクファイルを作ろうとしたところに実体があるからリンクは作成しませんよ、みたいなメッセージが出る。現時点ではこれは無視して進む。

次にDBの準備をする。

注意点は旧環境とロケールは合わせておく。例えば旧環境が en_US.UTF-8 だったとすると、

/usr/pgsql-9.6/bin/initdb --​encoding=en_US.UTF-8

DBの準備ができたら、旧バージョンから持ってこれるかチェックする。

/usr/pgsql-9.6/bin/pg_upgrade -c -d /var/lib/pgsql/data -D /var/lib/pgsql/9.6/data -b /usr/bin/ -B /usr/pgsql-9.6/bin/

オプション -c をつけると実際の実行はしないでチェックだけする。ここで失敗するはず。旧バージョン側の起動ができないという理由で。どうやら unix_socket_directory オプションがまずいとのこと。

これは pg_upgrade にパッチを当てることで解消する。

素敵な記事があるので参考にする pg_upgradeでつまずいた - tmegos blog

PostgreSQL 9.6.22 で試したところ、パッチ当てる部分の表記が微妙に違った。

src/bin/pg_upgrade/server.c ファイル中

(GET_MAJOR_VERSION(cluster->major_version) <= 902) ?

となっているところを

(GET_MAJOR_VERSION(cluster->major_version) < 900) ?

と変更して ./configure && make する。これで pg_upgrade が動く。

pg_upgrade が終わったら、最初に放置していたリンクの解決。

素敵な記事があるので参考にする CentOS7にpostgresqlを9.xと10.xを共存させた場合の注意点 - Qiita

上記リンク先の記事は 9.xと10.xを共存させた場合について書いてあるが、これはバージョンの問題ではなくて OS 標準リポジトリのものと PostgreSQL リポジトリのものを混在させた時の話なので、今回の場合も上記リンク先の手法で解決できる。

これで PostgreSQL 9.2 → 9.6 ができた。