TTEdit半角ゴシックフォントがステキ

常々半角カナというヤツはダサいと思っていたのですがこれを好む人は意外に多くいてなんでだろうと思っていたら単純に幅の問題なんですね。

現行オフィスで使われているコンピュータの画面はやはりまだ紙の解像度には全く追いついていなくて、罫線大好きA4書類文化マンたちの引きまくった罫線の枠の内側に文字を詰め込もうとしたとき半角カナというのはとても有力な選択肢になるわけです。

文字コードとしてはUnicodeな世界になりバイト数としての優位性は既にありません。シングルバイトの頃は半角カナによる微妙な容量削減という意味もあったかもしれません。でももう Unicode では 0xFF71~ の2バイトコードが振られてますから、濁点や半濁点が別文字となる分むしろ容量的には不利です。

文字幅だけが選択の理由なら幅の狭いフォントがあれば良いじゃない。そういうフォントが公開されていて本当にステキです。

半角フォント

IPAゴシックをベースに幅を半分に縮めたというものだそうです。並べてみましょう。

なるほど。いわゆる半角カナと同じ幅に全角カナがおさまっています。もうこうなってくると半角とか全角とかいう言葉自体の意味がわからなくなってきます。

もうさ、MSゴシックとかMSPゴシックのフォントファイルを改造して、全角カナのグリフの幅を半分に縮めちゃえば良いんじゃねえの。幅を節約したいマンたちにはめっちゃ喜ばれると思うよ。MSゴシック半とかそんな感じで。カナだけ幅が狭いフォントをWinodws8.1に標準搭載しました!みたくすればヘンな見た目にだけこだわるビジネスマン方面にバカ売れするんじゃないの。

ウインドウの見た目の変化や操作性の変化よりも、エクセルの横幅が広く使えるという方が何倍も訴求力があるんじゃねえの。

なんて思いました。

丸文字やポップ体などの余計な装飾を使うためにフォントを変更する能力はあるのに幅を節約するための横幅の狭いフォントを選択する能力の無いおっさんたちはやくどうにかしてください。せめて MS UI Gothic でも選んでおけばとりあえずは幅節約できるじゃないの。