UNIX系OS から Windows にリモートでコマンドを投げれる winexe を使った後、ターゲットとなる Windows のサービス一覧に winexesvc というのが追加されます。
winexe がどのように動くのかわかれば winexesvc がナニモノかわかります。
opensourceinfo: winexe に説明がありましたので引用します。
- winexe は Windows ホストの IPC$ 共有に接続します。
- 次に winexesvc の名前付きパイプを開こうとします。
- もしこのパイプが無ければ、winexe は winexesvc.exe を ADMIN$ 共有経由でコピーし、winexesvc サービスを作り、サービスを開始してから再度接続します。
- 接続成功後、オプションパラメータ(たとえば --runas, --system) を winexesvc へパイプ経由で渡します。
- winexesvc は二つのパイプを作ります。ahexec_stdio%08X と ahexec_stderr%08X です。それぞれの %08X はユニークな数値が割り振られます。これらのパイプを使ってコマンドをリダイレクトし実行します。
- winexe はこれらパイプを使って Linux のコンソールにリダイレクトします。
- コマンド終了後、winexe はその終了コードを返します。
というわけで winexe の動作に必要なモノとなっていました。実行後必要無ければ(残す理由が無ければ) "--uninstall" オプションを付ければ良いです。実行後アンインストールが走りますので残らず安心です。
オプションで "-d 1" などと付けるとデバッグ情報が詳細に出力されるので(数字を増やすと詳細度が上がります)、何してるかよくわかります。