USB接続のLANアダプタを選ぶ

ノートPCやコンパクト型のデスクトップPCにはLANのポートが一つしか無い。通常それで困らないのだけど、いくつかのLANに同時にアクセスしたいという雑用がちょいちょいある。あっちに挿してこっちに挿してIP振り直してまたIP振り直してと行ったり来たりはけっこう大変。大変というか単純に面倒。じゃあLANのポートを増やしましょうよ。

手っ取り早くLANポートを増やすのならUSB接続のLANアダプタが手軽で良い。安価だし。というわけでいろいろと検索してみた。

価格.comなどを見てみると、1000円程度から2000円ほどするモノもある。高いのはギガビット対応なやつだ。USB2.0でギガビットって無意味っぽいのでそんなに高級なのは要らない、100MBで充分。そしてこんな単純な機構のもの国内メーカーのモノで無くともよいのである。

というわけでコレ → USB 端子→有線LAN 変換 を買った。僕が買ったときは400円だった。400円で手に入るなんてなんと素敵な。

届いたモノはこいつ。本体のみでドライバソフトなどは自分で用意する必要がある。USB2.0 to FastEthernet Adapter, Model No. YS-LAN772BL と書いてある。

ブリスターパッケージで、背面の紙はコレ。様々なOSに対応とある。社名や品番などの情報は無い。もしかしたらコレはOEM用の製品で、OEM先でなんかうまいことシールでも貼って出荷するんじゃないのかななんて思ったけど真実はわからない。

Windows 2000/XP/Vista/7, Linux, Mac, Windows CE と得意げに列挙されている。PCに接続すると AX88772B であると自己申告してくる。

これは都合が良い。ASIX 社のページに各種OSのドライバが準備されている → AX88772B - Low-Power USB 2.0 to 10/100M Fast Ethernet Controller。なるほど、Android 用もドライバがある。挿せば使えるのだろう。

さてドライバを入れてみたらすんなりと動き出した。100Mbpsでリンクしている。なんと素敵なことに、データ転送中を表すLEDもついてる!外からはわからないのだけど、実際データを流すとぽわぽわと光るので、こんな安価な装置にここまで準備されてるなんてと少し感動。

ebay なんかを見てると似たようなのがたくさん出ていて、USB1.1 しか行けないだとか LED が無いだとかそういうので安いのはたくさんあるのだけども。ああいうところで売るときは中のチップを明記してもらった方が参考になりまくるんじゃないかなと思った。

しばらく使ってみたけど安定して動いてて良いんじゃないかな。ていうかこういうシンプルな製品は実は中のチップはどこの会社も同じってことがあったりするので、エラソウにキレイなパッケージに収まってて結構な値がついているやつと投げ売りされてるのとが同じモノだったりするのが油断できない。今回の買い物は良い買い物であった。