Win2012 R2 に RDS 接続するとき黒い画面で固まって切られてしまう

Windows Server 2012 R2 に リモートデスクトップ接続すると、ID と PASS をいれて認証後黒い画面が表示され、その後しばらく待っていると切断されてしまう、という状況になることがあります。

これの原因は 2016年8月に公開された修正プログラム KB3172614 にありそうです。

 

After you apply this update on a Remote Desktop Session (RDS) host, some new users cannot connect to an RDP session. Instead, those users see a black screen, and they are eventually disconnected. This issue occurs at unspecified intervals.

 

まさしくその症状です。

Microsoft は、この症状は RDS のサービスがデッドロック状態なのが原因だとし、対処法として TermService をサービスしている svchost プロセスを終了させるといいよ、と紹介しています。タスクマネージャから操作しろと。そんなアホな。

接続できないから困ってるのに!接続しないと作業できない方法を紹介されるなんて!暗に RDS 以外の方法でつなぐ手段を確保しておけよ、ということか。物理機なら管理プロセッサ経由でコンソールにつないだりできる。仮想機ならハイパーバイザ側からコンソールにつないだりできる。近頃の機器構成ならある程度どうにかなるでしょ、ということか。しょっぱい現場ならVNCとか潜ませておくのかなあ。

この KB3172614、重要度は「推奨」ですので、無理して入れることないかと思います。もし入ってたら消しても良いんじゃないかな~と思ったりもします。